まず、最初に言ってしまうと、新NISAとiDeCoの違いは、一言で簡単に言ってしまうと制度の違いだけです。
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、老後の資産形成に優れた私的年金制度ですが、その加入にはメリットとデメリットが存在します。以下に、iDeCoの5つのメリットとデメリットを紹介します。
その前に、2024年12月5日現在の実績を載せておきます。
個人的には、やってない事に対して実績を想像で書くことが出来ないので、信じて貰って良い数字です。
ただ、今後の成績の推移はわかりませんが。
メリット:
1. 所得税・住民税の減額:
iDeCoに加入することで、掛金が全額所得控除されるため、所得税と住民税が減額されます。
2. 非課税の運用益:
iDeCoの運用益は非課税となるため、資産を効率的に増やすことが可能です。将来的な資産形成に向けて運用ができます。
3. 公的年金への上乗せ:
iDeCoの積み立て額は公的年金に上乗せされ、老後の生活資金を増やすことができます。公的年金だけでは不安と感じる方にとって、追加の収入源となります。
4. 受け取り時の非課税
iDeCoから受け取る際にも現状は、一定額が非課税となり、最終受取額の一部が税金の対象外となります。老後においても税負担を軽減する効果があります。
5. 資産の効率的な運用
iDeCoは長期的な資産形成を支援するため、積み立て期間中に効果的な資産運用が期待できます。これにより、将来のリタイアメントに備えた資産を築くことができます。
デメリット:
1. 積み立て額の制限
iDeCoには年間積み立て額の制限があります。この制限内での積み立てしか認められないため、高額な資産形成を望む方には制約があります。
2. 運用リスク
iDeCoの運用は投資信託や債券などに連動しており、市場の変動に影響を受けます。運用リスクを理解し、適切な運用戦略が必要です。
3. 引き出し条件の厳格さ
iDeCoからの引き出しには一定の条件があり、特定の状況でしか引き出しが認められません。急な資金ニーズには適していない場合もあります。
4. 老後の所得制限
iDeCoは老後の生活資金の一部を担保するものであるため、将来的な所得制限が発生する可能性があります。生活スタイルや予期せぬ事態に備える必要があります。
5. 制度変更の可能性
現行のiDeCo制度には変更の可能性があり、将来的な法改正や税制変更が影響を与える可能性があります。最新の情報を把握することが重要です。
とは言っても途中で解約はできませんので、制度改正がない事を祈るばかりです。
老後の資産形成に有益な制度でありますので、利用者はメリットとデメリットをしっかりと理解し、将来に備えた計画を立てることが重要です。
実際に2021年の9月から拠出している状況です。
こちら資料をご確認ください。
こちらは、2024年2月現在までの期間での実績です。
途中、マイナスになっていた時期は当然ありますが、そもそもNISAなどと違い60歳までは解約ができませんので、放置しておくしかありません。もともと、積立した分より少しでも増えれば良いと思い始めました。そのおかげで、たとえマイナスになったとしても、マイナスの時こそ、基準価格が安くなりますので、安くお得に購入出来ていると思えば気楽でいられますよね。
ちなみに、運用している銘柄は、
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』 です。
そもそも、
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』
って何?
最近、良く話しに出てくるけど?
と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんので簡単にお話しておきます。
米国の株式市場は、世界の経済や技術の動向に大きな影響を与える重要な市場です。米国の株式に投資することで、世界の成長やイノベーションに参加することができます。しかし、米国の株式に投資するには、個別の銘柄を選ぶのはもちろん、為替や税金などの要素も考慮しなければなりません。そこで、米国の株式に投資する際に便利なのが、インデックス型の投資信託です。
インデックス型の投資信託とは、あらかじめ決められた株価指数に連動するように運用される投資信託のことです。株価指数とは、特定の市場や業種の株式の値動きを表す指標のことで、例えば日本の株式市場では日経平均株価やTOPIXが有名です。インデックス型の投資信託は、対象となる株価指数に採用されている株式を同じ比率で組み入れることで、指数の値動きにほぼ同じように追従します。そのため、個別の銘柄の選択や売買のタイミングに悩む必要がなく、手間やコストを抑えて広範な市場に分散投資することができます。
米国の株式市場において、最も代表的な株価指数のひとつがS&P500指数です。S&P500指数とは、米国の大型株500社を対象とした株価指数で、米国市場の約80%をカバーしています。S&P500指数には、アップルやマイクロソフト、アマゾンなどのIT企業や、コカ・コーラやマクドナルドなどの消費財企業、ジョンソン・エンド・ジョンソンやファイザーなどの医薬品企業など、多様な業種の優良企業が含まれています。S&P500指数は、米国の経済や企業の業績の動向を反映するとともに、世界の株式市場の先行指標としても注目されています。
S&P500指数に連動するインデックス型の投資信託の中でも、特におすすめなのが『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』です。このファンドは、三菱UFJアセットマネジメントが運用する『S&P500インデックスマザーファンド』に投資することで、S&P500指数の変動率に一致させることを目的としています。
このファンドの特徴は以下のとおりです。
低コスト
このファンドは、買付手数料や換金手数料がなく、信託報酬率(年率、税込)も0.09372%以内(2023年5月11日時点)と非常に低いです。これは、同じS&P500指数に連動する他のインデックス型投資信託と比べても、最も安い水準です。低コストであればあるほど、長期的な運用成果にプラスになります。
シンプル
このファンドは、原則として為替ヘッジを行いません。為替ヘッジとは、外貨建ての資産の価値が円安・円高によって変動するリスクを回避するために行う手法のことです。為替ヘッジを行うと、為替変動の影響を抑えることができますが、その分コストがかかったり、指数との乖離が生じたりする可能性があります。このファンドは、為替ヘッジを行わないことで、S&P500指数の値動きに忠実に追従することを目指しています。
フレキシブル
このファンドは、100円以上1円単位で購入や換金ができます。また、NISAやつみたてNISAにも対応しています。さらに、楽天証券やマネックス証券などのネット証券を通じて、積立投資も可能です。積立投資とは、毎月一定額を自動的に投資することで、長期的に資産形成を行う方法のことです。積立投資のメリットは、少額から始められることや、株価の上下に関係なく買い付けられることです。
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』は、低コストでシンプルかつフレキシブルに、米国の大型株に投資できるインデックス型の投資信託です。米国の株式市場に参加したい方や、インデックス投資を始めたい方におすすめです。ただし、米国の株式市場は、金利や景気、政治や社会情勢などの要因によって大きく変動することがあります。また、為替変動の影響も受けます。そのため、投資元本を割り込むリスクがあります。投資信託は、商品によりその投資対象や投資方針、手数料等の費用が異なりますので、当該商品の目論見書、契約締結前交付書面等をよくお読みになり、内容について十分にご理解いただくよう、お願いいたします。
今は、米国株が世界中から人気ですが、米国株一択で投資するのは良くないとは思います。個人の考えですのでご自身で研究して頑張ってください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。